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東京慈恵医科大学同窓会

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2021年12月25日 学祖墓参執り行われる

 本年の学祖高木兼寛先生の墓参は、11月13日(土)青山霊園にて新型コロナウイルス感染症の影響により規模を縮小して執り行われた。栗原敏理事長をはじめ、松藤千弥学長、理事、医学科・看護学科、看護専門学校の教職員、穎川一信同窓会長、武石昌則同窓副会長、医学科・看護学科、第3看護専門学校の学生代表など32名が参列した。墓前には、理事長、学長、同窓会、医学科保護者会、看護学科保護者会、学生会、慈恵看護専門学校同窓会(恵和会)から供花が捧げられ、参列者は順に焼香を行い、高木兼寛先生を偲んだ。
 また、同じく青山霊園に眠る本学ゆかりの看護師松浦里子氏ら5名の墓参も行った。我が国最初の看護婦教育所を設立した高木兼寛先生の「医師と看護師は車の両輪の如し」との思いにも触れることができた。
 墓参終了後、千代田区一ツ橋にある如水会館に移動し、高木兼寛先生の遺影を囲み十分な感染対策を行ったうえで懇親会を行った。松藤学長のご挨拶では、高木先生の生い立ちから今日の慈恵大学までの繋がりについてのお話があった。「高木先生は宮崎県の穆佐で生まれ、幼い頃から非常に勉学が優秀であった。地元の方達が高木先生の才能を見抜き、鹿児島で勉強をさせてくれたおかげで慈恵大学が創設されたのである。また、穆佐の地にある穆佐小学校や宮崎県と慈恵大学は現在でも交流が継続していて、高木先生が宮崎県の穆佐から東京に出てきて慈恵を作ってきたおかげで私達は穆佐がまるで自分達の田舎のように思っていられる。ぜひ穆佐の地を訪れてみてください。」と述べられた。
 懇親会は終始和やかな雰囲気で進み、参加者は高木兼寛先生の偉勲を称えながら実りある親睦を深めることができた。

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