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東京慈恵医科大学同窓会

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2022年05月25日 小森学君(準平16)
聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科学教室教授に就任


 小森学君は令和4年4月1日付で聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科学教室の主任教授に就任された。同君は平成16年昭和大学医学部医学科を卒業し本学附属病院にて初期臨床研修を行ったのち、平成18年に本学耳鼻咽喉科学教室に入局した。富士市立病院、附属病院の勤務を経て、平成27年から成育医療研究センター耳鼻咽喉科へ留学し、小児耳鼻咽喉科学領域の高度な専門的技能を習得した。平成30年からは本学附属第三病院の耳鼻咽喉科診療部長として活躍した。
 同君は臨床面、研究面での優秀さはもちろんのこと、管理職としての能力にも長けており、診療実績を上げ、医療安全推進室副室長や手術部副部長など院内における重要な役割を遂行し、丁寧な後輩指導や育児中女性医師の働き方の工夫を行うなど、診療部長の責務に熱意をもって取り組んだ。その影響か、同君就任から間もなく第三病院耳鼻咽喉科は当教室の人気の異動先の一つとなっている。令和2年4月には更なる活躍の場として聖マリアンナ医科大学付属大学病院耳鼻咽喉科へ出向することとなった。同院でも今までと変わらぬ活躍ぶりで、先輩後輩やスタッフからの信頼も厚いと聞く。小森君は温厚で明るく人を安心させる雰囲気を持ち、患者にやさしく、周囲からの信頼も厚い。このような人柄もまた、彼がどんな病院でも活躍している要因の一つであろう。学会への貢献も大きく、日本耳鼻咽喉科学会、日本耳科学会、日本小児耳鼻咽喉科学会、日本免疫アレルギー学会などで委員やワーキンググループメンバーなどを務め、日本の耳鼻咽喉科学の発展に寄与している。
 このような数々の功績と人柄が評価され、このたび聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科学教室の主任教授に選任された。当講座から他大学教室の主任教授を輩出できたことは大変名誉なことである。日本の耳鼻咽喉科学の発展のために、小森君のますますの活躍を期待したい。
(昭62・小島博己記)

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