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東京慈恵医科大学同窓会

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2023年04月25日 令和5年度医学部医学科・看護学科
入学式挙行される


 例年よりも暖かな春の日差しが降り注ぐ、令和5年4月6日(木)午後2時より西新橋校2号館講堂において医学科・看護学科の入学式が厳粛に執り行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、過去3年間は入学式を中止あるいは大幅に規模を縮小して開催してきたが、今年度は入学生と保護者(入学生1名につき2名以内)および一部の教職員の合計約500名の参列を得て2号館講堂は埋め尽くされ、盛大に挙行することができた。
 医学科105名、看護学科60の入学生の氏名が高らかに読み上げられ、松藤千弥学長が「入学を許可します」と宣言した。
 続いて、医学科入学生を代表して杉田誠君が、「新型コロナウイルスが猛威を振るう中、教育理念である『医学は学と術と道とより成る』という言葉が、献身的な医学の実践を固く心に誓う医療者の姿と重なりました。世界中の病と闘う人々の心に歩み寄り、正確かつ科学的な医療を行う医師になることを使命と捉え、今日のこの昂揚とした気持ちを一生涯忘れることなく、日々研鑽を積むことをここに誓います」と宣誓した。
 さらに看護学科入学生を代表して山本佳苗さんが、「世界的パンデミックに伴い、人々の健康に対する考え方が変化し、広い視野と多様な価値観を受容する心、そして命と健康、医療に対する理解を深めることが求められると考えます。建学の精神『病気を診ずして病人を診よ』を胸に、東京慈恵会医科大学の学生としての誇りを持ち、仲間と共に切磋琢磨し、信頼される看護師になることを誓います」と宣誓した。
 次いで入学生に対して松藤千弥学長より告辞(全文2面掲載)が、栗原敏理事長より祝辞(全文2面掲載)が述べられた。
 入学生を代表して白澤周君(医学科)と小島えりもさん(看護学科)に保護者会・大学からの記念品として「学祖高木兼寛先生年譜」、「学祖高木兼寛先生の記念フォトフレーム」、「大学のペナント」、「白い航跡上下巻」、第31回日本医学会総会の開催を記念して出版された「医の変革」、また同窓会からの学祖高木兼寛先生の生涯を描いた「群星光芒」が松藤学長より手渡された。
 そして、今年度は、京都府立医科大学、鹿児島大学、宮崎大学および公益社団法人東京都看護協会からの心温まる祝電が披露された。
 終わりに慈恵の歌「曙満ち来る」が流れ、晴れやかな空気に包まれ入学式は終了した。

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