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東京慈恵医科大学同窓会

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2023年04月25日 2022年海外選択臨床実習の報告

 新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延によって令和2年3月から中止されていた本学医学生の海外協定校への選択臨床実習の派遣が、限定的ではあるがようやく再開された。令和4年4月には河合陸樹君(医6年)、5月には福島史佳さん(医6年)がオーストリアのウィーン医科大学へ、6月には金子葵さん(医6年)がドイツのルートヴィヒ・マクシミリアン大学ミュンヘンへ派遣され、有意義な臨床実習を体験してきた。新型コロナウイルス感染症はやや下火になっていたが、令和4年2月に発生したロシアによるウクライナ侵攻のため、ヨーロッパへの学生派遣については賛否があったものの、学生達の強い意志と自己責任の下でも海外実習を行いたいという熱意によって、本実習が成し遂げられた。大学としても危機管理体制を整えて、毎日LINEで安否を確認した。しかし、実際のウィーンではウクライナ情勢も新型コロナウイルス感染症も実習に大きな支障を来すことがないほど平穏な状況であったとの報告を後日、学生達から受けて心配が杞憂に終わったことに安堵した。さらに今回の留学に際しては、泌尿器科学講座からウィーン医科大学に留学中の柳澤孝文助教(平20)が現地で学生達をサポートしてくれた。実際に当初予定されていなかった泌尿器科の手術見学や現地での様々な交流(音楽家の方など、普段知り合う機会の少ない方との交流もあった)を仲介してくれ、慈恵OBの後輩への絆の強さを実感し、学生も国際交流センターも共にとても心強かった。柳澤助教にはこの紙面を借りて、改めて感謝申し上げたい。
 令和4年12月23日には松藤千弥学長も出席して、海外実習成果報告会を実施した(写真1)。3人ともとても活き活きと留学時の経験を発表し、久し振りの海外実習の報告を聞くことができ、聴衆皆にも胸に迫るものがあった。福島史佳さんに優秀発表賞が授与された。なお、本留学には慈恵医師会からの支援があり、落合和彦会長から3名の学生に奨学金が授与された(写真2)。令和5年はさらに多くの学生達が同じような有意義な体験を出来るよう願って、現在、国際交流センターでは鋭意準備を進めている。
(国際交流センター 南沢 享記)

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