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東京慈恵医科大学同窓会

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2023年11月25日 東京慈恵会医科大学附属第三病院(仮称)
新本館新築工事起工式執り行われる


 本学の発展を祝福するかのような快晴に恵まれた令和5年10月6日大安吉日、栗原敏理事長、松藤千弥学長、武石昌則同窓会長はじめ大学関係者、同窓会役員、並びに松原俊雄狛江市長、長友貴樹調布市長、保坂展人世田谷区長など行政、諸官庁関係者、設計・施工関係者、東京都医師会理事や狛江市・調布市医師会長、地元自治会役員等の御来賓の御列席のもと、新本館(仮称、以下『新本館』と記載)の起工式が厳粛に執り行われた。なお、新型コロナ感染を鑑み、手指衛生、場内換気など感染対策に万全を期して、式典を挙行した。
 神事は、1号館、2号館、別館一部を解体している建築予定地に設置した仮設会場で、狛江市に鎮座する伊豆美神社の宮司により、工事の安全を祈願して滞りなく納められ、参列された方々は、まさに新本館建築への期待を抱き決意を新たにした。
 その後、同仮設会場内で場所を移して行われた直会では、栗原理事長、古田希第三病院長の挨拶に続き、御来賓の代表として、松原狛江市長、長友調布市長、保坂世田谷区長よりご祝辞を頂いた。引き続き、谷口郁夫専務理事より、長年の夢である新第三病院建設プロジェクトの実現に向け、期待を込めた乾杯の発声で直会が進められた。直会会場では、教職員や工事関係者の間で、新たな建物への期待に満ちあふれた歓談が続く中、基本設計・工事監理を担当する株式会社山下設計代表取締役社長藤田秀夫氏、並びに実施設計・施工者である鹿島建設株式会社取締役社長天野裕正氏よりご挨拶を頂いた。最後に鹿島建設株式会社工事事務所紙山周三所長の手締めにより、教職員や設計施工関係者の間で、新たな建物に対する熱い思いと、第三病院を取り巻く地域の医療において、基本理念である「シームレスな医療をもとに地域社会に貢献する、機動性と機能性の高い基幹病院」を実現する決意を確固たるものとし、学内外の慈恵関係者の夢と希望、叡智を結集する一大事業の門出となった。
 新第三病院建設プロジェクトは、令和5年6月末に竣工した3号館増築棟に続き、令和7年秋に新本館を竣工させ、令和8年正月明けにリニューアルオープンする。第三病院の特性を活かし、高度急性期、急性期から亜急性性期、在宅へのシームレスな質の高い医療サービスを地域の皆さんと有機的に連携し、患者さんや地域社会はもとより同窓に対しても一層の貢献を目指す、本学にとっての大事業である。新本館(地下一階、地上八階)は、低層階が救急・外来部門、中層階に手術室、集中治療室などの中央診療部門、高層階には病棟部門を配置する。なお、災害拠点病院として、大規模災害時には、その役割を果たすために、必要とされる施設設備・機能・食料・人的資源等を備える計画である。また、健康推進センターを設立し、一階エントランスに隣接設置する多目的大ホールを活用することで、行政や地域医療機関と協同のうえ、地域住民や患者さんに対して、未病・一次予防・二次予防への対策を講じ、高齢化に伴う種々の課題に対しての対策を図る。
 教職員一人ひとりがこの大事業に参画することへの喜びと完成に向けた強い意志を誓い、新第三病院建設プロジェクトという大事業の本丸として、いよいよ新本館が着工する。慈恵医大同窓ならびに関係者の皆様におかれましては、引き続き御支援と御協力を賜りたくお願いする次第である。

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