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東京慈恵医科大学同窓会

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2024年06月25日 森下幸治君(平10)東京医科歯科大学救急災害医学分野
教授就任祝賀会開催


 このたび森下幸治君(平10)が、令和5年10月1日付けで、東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 医歯学系専攻 全人的医療開発学講座救急災害医学分野の主任教授に就任された。この教授就任を祝い、令和6年2月10日に東京ドームホテルにて同級生による教授就任祝賀会が開催された。
 森下君は本学卒業後、沖縄県立中部病院での初期研修に続き沖縄県立中部病院・沖縄県立北部病院で外科を専攻した。その後、救急医療を志し、平成19年より東京医科歯科大学医学部附属病院救命救急センターに赴任した。カリフォルニア大学サンディエゴ校への研究留学では、救急医療の世界的権威であるCoimbra教授の指導のもと、ショック後の多臓器障害のメカニズムの解明に関する基礎研究を行い、数多くの論文を執筆している。令和3年に救命救急センター講師、令和4年には救急災害医学分野の准教授を経て、今回、主任教授に就任した。当教室は、100名以上の医局員を抱える大医局であり、重症コロナ診療や能登半島地震の医療支援など、日本の救急災害医療の屋台骨も担っている。また、救命救急センター長や病院長補佐も併任しており、東京医科歯科大学に必要不可欠な人材となっている。
 祝賀会は、学生時代から分け隔てない森下君の人望により総勢45名もの参加者を数えた。同級生のお祝いの上、アフターコロナでの久しぶりの再会であり、会は大いに盛り上がった。森下君のスピーチでは、学生時代の思い出から始まり、最新の救急医療や研究の話を聞くことができた。また、教授就任までの道のりは決して順風満帆ではなく、時には挫折もあったものの、米国留学時代の恩師のCoimbra教授はじめとした様々な縁にも恵まれ、邁進してきたことなど、様々なエピソードをユーモア交えて話して頂いた。
 予定の時間はあっという間に過ぎ、萩野剛史君のエールと出席者全員による第一学生歌斉唱で締めくくられた。森下君の益々の活躍を心よりお祈り申し上げる。
(平10・田中圭一朗記)

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