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東京慈恵医科大学同窓会

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2024年12月25日 和田靖之客員教授 柏市から自治功労として感謝状授与される

 令和6年11月16日、アミュゼ柏において柏市制施行70周年記念式典が挙行された。本式典において和田靖之客員教授(特昭60)が柏市政の発展に多大な貢献をした市政功労者(自治功労)として、表彰された。
 和田客員教授は平成12年4月より柏病院において診療を開始し、平成15年9月に小児科診療部長に任命された。令和6年3月に定年退職となったが、在任期間中は多忙な小児診療、研究の傍ら小児慢性疾患審議会、予防接種副反応審議会、柏市附属機関の保健衛生審議会等の委員を務めた。今年度市制施行70周年を迎え、小児人口の増加著しい柏市において小児保健衛生の整備発展に尽力したことへの功績が認められ、多数の候補者の中から審査により市政功労者に選出されたものである。
 保健衛生審議会は、柏市の母子保健を含めたまちづくりの基本的な方向性を示す重要な会議であり、選出された有識者により構成され、その10カ年計画の最終評価が令和7年度に発表される予定となっている。
 また、予防接種副反応審議会においては、任期中に小児における定期接種対象となる予防接種が大幅に増加したこともあり、その審議内容も多岐にわたり、特に子宮頸がんワクチン、コロナワクチンの副反応問題は記憶に新しく、まさに激動の期間に委員を全うしたものである。
 現在もライフワークと言える小児膠原病疾患の診療を柏病院にて継続しており、診療への情熱はまだまだ衰えることはない。柏市への愛着もいまだ強く、柏病院含めた柏市の行く末を温かく見守ってくれることを期待しつつ、更なるご活躍も祈念したい。
(小児科学講座 平9・南波広行記)

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