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東京慈恵会医科大学同窓会

定期支部長会議

第65回 定期支部長会議

 平成23年10月1日(土)午後3時より、西新橋校中央講堂において、第65回定期支部長会議並びに学術連絡委員会が合同で開催された。全国より支部長、学術連絡委員および卒年幹事173名が参集した。

 会議は、慈恵の歌斉唱ののち小田治男理事(昭61)の司会で進められた。まず、高見沢重隆理事(昭58)により、平成23年9月24日までにご逝去され、新たに同窓会本部に連絡をいただいた、仁木庸次郎君(昭10)以下100名の氏名が読み上げられ、全員で黙祷を捧げた。続いて、高橋紀久雄会長(昭45)から同窓会新役員が紹介された。

会長挨拶

 高橋会長は、平成23年5月の会長就任を報告後、全国の支部長・学術連絡委員ならびに栗原学長をはじめとした大学関係諸氏に対し、本会の出席と日頃のご支援に感謝の意を表した。続いて、3月11日の東日本大震災で被災された同窓へのお見舞いと本部より被害の大きかった岩手、宮城、福島、茨城4支部に、振興基金から東北を中心に東日本の被災会員にお見舞金を送ったこと、また公的義援金として日本赤十字社に寄付をしたことが報告された。
 次に、第57回通常総会の議決にもとづき、公益法人から任意団体への移行にあたり、学校法人慈恵大学に1億円の寄付を行ったことが報告された。最後に、大学創立130年記念事業募金への協力を会員に呼びかけ、同窓会は会員および大学に対し惜しみない支援をするとの力強い意志を示して挨拶を結んだ。

学長・理事長挨拶

 栗原敏学長・理事長は、各支部長・学術連絡委員に対し、日頃の理解と協力への感謝の言葉を述べた。次に、卒業式の学長式辞を行っていたとき発生した東日本大震災についてとその後の大学の対応を説明し、被災同窓にお見舞いを述べた。今年の日本列島は天災に見舞われ、甚大な被害を被った。しかしそれにもまして日本の政治、経済、社会福祉、医療が不安定であり、その中で安全で安心な東京慈恵会医科大学を構築していくために、所々に配慮し確実に歩みを進めて行くと語った。

表彰

 退任役員表彰は本郷可夫君(昭27)ほか6名に、退任支部長表彰は高橋浩昭君(昭24)ほか8名に感謝状と記念品が贈呈された。なお任期中に逝去された内藤裕郎君(昭45)の令夫人かつみ様が代理として出席された。

表彰者氏名

■退任役員表彰

霜 礼次郎
(昭37・千葉房総)
原 貞夫
(昭45・神奈川横浜)
篠原 健
(昭48・千葉葛南)
今井健郎
(昭48・神奈川横浜)
吉田正林
(昭51・杉並)
大野京子
(平3・千葉葛南)
本郷可夫
(昭27・中野)

■退任支部長表彰

高橋浩昭
(昭24・京滋奈)
松本文夫
(昭33・神奈川横浜)
鈴木孝雄
(昭41・中央)
光永眞之
(昭42・文京)
中島敏男
(昭43・目黒)
故内藤裕郎
(昭45・台東下谷)
高橋紀久雄
(昭45・葛飾)
長島義弘
(昭47・山形荘内)
長野哲也
(昭50・愛知)

議事

 千代田支部長の相沢義則君(昭43)を議長に選出し、議事に入った。

報告

1.管理部門

  1. 総務部
     小田理事より、平成22年度の会議開催状況、大学創立130年記念事業募金の推進、叙勲者および日医最高優功賞への記念品贈呈、成績優秀者への同窓会賞贈呈と卒業生への記念品授与、東日本大震災への対応、検討について報告があった。
  2. 組織管理部
     高見沢理事が会員の現況と、会員名簿の発行について述べた。現在、正会員6,692名、特別会員108名、準会員1,051名で、平成23年3月末卒業の入会者は医学科97名、看護学科40名であった。
     同窓会の役員構成、本部役員の支部への派遣(特に遠隔地を積極的に)、卒年幹事連絡会の開催状況についての報告があった。
  3. 財務部
     特に報告はなかった。

2.事業部門

  1. 広報部
     穎川一信理事(昭54)が慈大新聞の発行状況、同窓会ホームページの更新について報告した。慈大新聞は平成22年10月に大学創立130年、同窓会設立85周年の特集号を発行した。その際の会員、支部長各位の投稿記事に対しお礼を述べた。
  2. 振興基金部
     佐藤俊介理事(昭53)が、振興基金の現況、海外派遣者への助成、生涯学習センターへの援助および東日本大震災被災同窓への見舞金などについて報告した。
  3. 学術・企画部
     高木敬三理事(昭48)より、平成22年1年間に36回の学術講演会が開催され、学術連絡委員を通して依頼された講師は学内教員が30名であり、学術交流が積極的に図られているとの報告があった。

3.法人移行問題部門

 須田健夫副会長(昭50)より、法人移行と任意団体設立の進捗状況について報告があった。
 現行法人は平成25年5月の総会をもって解散を決議する目標にむけ準備をすすめており、解散議決後は清算業務を1〜2ヶ月で終了する予定である。一方、新団体に関しては平成24年5月の通常総会終了後、直ちに任意団体設立総会を開催し、会員の決議を得、活動を開始する旨であるとの説明がなされた。須田副会長は社団法人から任意団体に変わっても内実は変わらない組織構成をしたいと述べ、会員の協力を仰いだ。

4.その他

 福島支部長の大平謹一郎君(昭45)は、東北支部を代表して東日本大震災に際し、同窓からの励ましの言葉、同窓会からの義援金や役員の訪問、大学からの医療チームの派遣など熱い支援を受け、支部会員一同、慈恵ファミリーのありがたさを強く感じたと感謝の意を述べた。

提案事項・質疑応答

 高橋会長が、東日本大震災、台風など災害状況の把握に苦慮しており、同窓各位からの情報提供を仰いだ。また、同窓会で開催される各種会議の交通費に関しては、現在検討中であると述べた。

大学からの報告

  1. 平成22年度事業報告の概要について
     栗原学長・理事長からの報告は全文慈大新聞683号2面に掲載
  2. 生涯学習センター報告
     阿部俊昭教授(昭47)が、生涯学習センター運営に対する同窓会からの援助に感謝の意を述べたのち、センターの活動状況を報告した。現在の登録者は229名で、月例セミナーを年8回開催した。恒例の慈恵医大夏季セミナーは「医療ネットワークの現状と展望」と題して8月6日に開催され、出席者は52名であった。
  3. 創立百130年記念事業募金報告
     高木専務理事より、平成22年10月1日から平成23年8月31日の累計で、申込件数693件、申込金額475,274,510円で、達成率は23.76%と報告された。同窓並びに各位よりの寄附に対して謝意を表すと共に、更なる協力をお願いした。
  4. 学術連絡委員会
     引き続いて高木専務理事が、東京慈恵会医科大学成医会は、平成22年度も日本学術会議協力学術研究団体として登録されていると報告した。

 南雲和顧問(昭27)が東日本大震災において被災した同窓へのお見舞いと本部の迅速な対応に敬意を表した。南雲顧問は学生時代から医局員時代の慈恵について語り、当時と比較すると現在の慈恵の発展は目を見張るものがあり、大学の努力、同窓各位の慈恵に対する愛情に加え、栗原学長の功績が大きいことを強調し、エールを送るとともに創立130年記念事業募金への協力を呼びかけた。

 以上で予定された議案、報告が終了し、香川草平副会長(昭47)の閉会の辞をもって会議は終了した。引き続き中央講堂にて記念撮影が行われ、その後会場を東京プリンスホテルに移し、学長招待の懇親会が催された。



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