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東京慈恵会医科大学同窓会

通常総会

第56回 同窓会通常総会開催

 第56回同窓会通常総会が平成22年5月15日(土)午後3時30分より大学管理棟9階会議室において開催された。本年は大学創立130年・同窓会設立85周年にあたるため、議事に入る前に栗原敏学長・理事長(昭46)の特別講演が行われた。会は恒例となった学生歌斉唱の後、高橋紀久雄副会長(昭45)の開会の辞で開始された。引き続き物故会員107名の氏名を小田治男理事(昭61)が読み上げ、霜礼次郎会長(昭37)により黙祷が捧げられた。次に須田健夫理事(昭50)司会の下、総会の成立が宣言され、定款に則り霜会長が議長を務め、議事録署名人には富井純子君(昭48)、大政良二君(昭53)が指名された。

会長挨拶

 霜会長より、本年は大学創立130年・同窓会設立85周年にあたり10月2日に記念式典を計画していること、同窓会活性化のため広域同窓会が行われたこと、また法人制度改革に伴う法人移行問題に対処していくことなどが述べられた。

特別講演

 栗原学長・理事長より「ともに歩む慈恵」と題しご講演いただいた。最初に成医会と成医会講習所から始まる慈恵の歴史について、「有志共立」の考えで設立されたことをお話しいただいた。続いて大学の現状について述べられた。入学定員は昨年度より105名に増えたが女性の比率が30%を超えていること、今年の医師国家試験合格率は92.4%にとどまったが、看護師・保健師国家試験の合格率は100%を保っていること、大学院医学研究科博士課程に本年度は35名の入学、看護学専攻修士課程には12名の入学があったこと、また臨床研修は人気が高く85名の採用がありそのうち本学出身者が56名であり、レジデントは133名の採用中本学出身者が72名であったことなどが報告された。経営面においても黒字を保っており、また第三者機関やマスコミにおいて高い評価を得ていることも報告された。現在進行中のプランとしては、平成24年1月開院を目指し青戸病院のリニューアルを行っていること、本院外来棟建築にあたっての検討課題、創立130年記念事業に関する準備などを述べられた。最後に、本学の理念は医学・看護学の教育・研究とその実践を通して人類の健康と福祉に貢献することであり、目的は質の高い医師と看護専門職者の育成と臨床を支える医学・看護学研究を推進すること。また使命は社会のニーズに応えることのできる医師・看護師・保健師の育成と医学・看護学研究を振興して人類の健康と福祉に寄与することであり、本学が目指す将来像は社会の共感を得て国際的にも高い評価を受けることができる質の高い医科大学を目指すことを述べられ、そのためには同窓を含め社会と「ともに歩む慈恵」であらねばならないことを強調された。
関連記事4面、5面
学長と会長の記念対談

議事

 平成21年度管理部門について総務報告を須田理事、会員管理報告を小田理事、組織管理報告を穎川一信理事(昭54)が行った。卒業生総数は医学科12,774名、看護学科478名。平成22年3月卒業入会者は医学科104名、看護学科35名。現在の会員数は正会員6,675名、特別会員111名、準会員1,026名、会費納入会員数は5,683名であった。事業部門からは、広報に関し吉田正林理事(昭51)より慈大新聞やホームページに関する報告、振興基金に関しては今井健郎理事(昭48)より海外派遣候補者6名に対し合計100万円の助成を行ったことなど、また企画・学術に関しては高木敬三理事(昭48)より各支部に講師を派遣したことなどが報告された。
 平成21年度収支決算は鎌田芳夫理事(昭52)より報告され、正味財産は3億7,672万8,254円であった。会計監査を戸谷修二監事(昭35)が報告され、その後平成21年度管理部門・事業部門の提出議案は満場一致で承認された。
 引き続き平成22年度の事業計画案が須田理事、収支予算案が鎌田理事より提出され、こちらも満場一致で承認された。

報告

 同窓会からは法人制度改革に伴う法人移行問題に関し、須田理事より報告があった。本会は平成20年の制度改革で公益法人から特例民法法人となり、平成25年までに公益社団法人、一般社団法人、または解散の選択肢の中から進むべき道を決めねばならない。公益法人は公益事業費の支出に占める割合が本会は直近の年度で1%以下であり、且つ同窓会の目的にそぐわないため不適。一般社団法人は選択肢であるが、全資産を公益目的事業に費やすか大学等の公益法人へ計画的継続的に寄付する。解散(又は申請しない)は全資産を類似の公益目的事業団体に寄付することが必要であり、今後の進むべき道を鋭意検討中であると説明された。これに対して赤羽清彬君(昭45)より今後のタイムスケジュールに関する質問があり、担当より遅くとも平成23年度総会提出を最終案としたいとの回答があった。また、池田義雄君(昭36)からは公益目的財産に対する公益目的支出計画に関するアドバイスがあった。また原貞夫副会長(昭45)からは設立85周年記念行事(女性シンポジウム、支部長会議、合同記念行事)に関する報告。慈大新聞のDVD―ROM収録版と印刷製本版の出版、大学創立130年記念事業への協力についての説明があった。
 大学からは創立120周年記念事業募金の報告と創立130年記念事業に関し、高木理事より説明がなされた。10月2日の合同記念式典・祝賀会の予定、新たに10月1日より募金活動が実施されること、そして教職員全てが学生歌を「慈恵の歌」として歌えるよう新録音CDを制作することなどが伝えられた。

懇親会

 総会終了後、会場を東急インに移し懇親会が行われ、秋の記念祝賀会に向けエール発声の練習も交えて和やかな歓談が続いた。

以上



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