東京慈恵会医科大学同窓会
定期支部長会議

第７７回定期支部長会議

　令和５年１０月７日（土）、第７７回定期支部長会議が２号館講堂（１階）において今回は久々に対面による形式で開催され、１２１名が参集した。「慈恵の歌」の斉唱に続いて、本間紀子理事（看平８）より令和４年９月１１日から令和５年９月９日までの１年間で同窓会本部にご逝去の連絡を頂いた可知又郎君（昭２０）以下５５名の氏名が読み上げられ黙祷を捧げた。

会長挨拶

　武石昌則同窓会長（昭５６）より支部長に対し、日頃の同窓会事業へのご理解とご協力に感謝が述べられた。
　全国からお集まりいただいた支部長、評議員、学術連絡委員、大学から出席された栗原敏理事長、松藤千弥学長はじめ大学役員、大学関係者に対し謝辞が述べられた。
　同窓会は本年７月２２日全国私立医科大学同窓会連絡会東部会を幹事校として開催させていただき、栗原理事長、横尾隆教授にご講演をいただき大変盛会であったことが報告された。
　さらに２年後、同窓会は設立１００周年を迎え、それに向けて髙塚洋二副会長が同窓会１００年史編集長としてその準備に着手した事が報告され、支部長の皆様には各支部の歴史等に関して原稿依頼を予定しており、執筆へのご協力をお願いされた。
　本日は、新型コロナウイルス・インフルエンザの感染状況を鑑み、感染対策部のご助言を踏まえ大学主催の懇親会は中止となったが、同窓会主催の懇親会のご案内がなされた。

理事長挨拶

　栗原敏理事長（昭４６）から同窓会支部・同窓会会員へ日頃の大学運営に対するご理解とご協力への謝辞があった。
　本日は全国から支部長、学術連絡委員がお集まりいただき感謝申し上げる。最近はＷＥＢ会議が盛んに行われているが、やはりこうして対面でお話し出来ますことを嬉しく思いますとのお言葉をいただいた。
　新型コロナウイルス感染症は下火にはなっているが、まだまだ油断はできない状況で、同時にインフルエンザの感染が広まっており、今後も感染対策が必要な状況である。
　昨日１０月６日に第三病院の起工式が行われ、地域の中核病院の使命を果たす決意が述べられた。

学長挨拶

　松藤千弥学長（昭５８）から日頃の大学運営へのご理解ご支援への謝辞が述べられた。慈恵医大同窓生の最大の特徴は愛校心が強いということであり、この愛校心を保つのに一番大切なことは、人からひとへと伝えることであることが強調された。
　こうして同窓の皆様から脈々と教職員、学生に伝えるこうした対面での機会は有意義であり４年ぶりに対面での支部長会議が開催されたことに喜びを述べられた。

表彰

　今回は、退任支部長表彰八名が対象であった。表彰者は次のとおりである。

菅野恒治君: （昭４０・岩手）
益子　博君: （昭４５・埼玉）
堀内博人君: （昭４６・山梨）
遠藤朝彦君: （昭４７・品川）
村田守昭君: （昭４８・中央）
氏家　久君: （昭５０・杉並）
小山　厚君: （昭５０・新潟）
高見澤重隆君: （昭５８・神奈川横浜）

議事

　神奈川川崎支部長の宮島真之君（昭４９）を議長に選出して議事に入った。

令和４年度報告

１．管理部門

総務部

① 令和４年度の会議開催状況は、通常総会１回（対面会議）、評議員会２回（対面会議）、理事会１０回（対面会議１０回、オンライン会議０回）、振興資金委員会２回（臨時書面会議１回、対面会議１回）、広報委員会１２回（対面会議１０回、メール委員会２回）、支部長会議１回（ＷＥＢ＋対面会議）、卒年幹事連絡会１回（対面会議）、全国私立医科大学同窓会連絡会東部会（延期）であった。

② 叙勲者へ記念品贈呈

③ 第７６回定期支部長会議にて表彰者へ賞状、記念品贈呈

④ 成績優秀卒業生へ同窓会賞（医学科１名、看護学科１名）を授与した。

⑤ 卒業生へ記念品贈呈（医学科１１１名、看護学科６０名）

⑥ 同窓会設立１００周年記念：令和７年に同窓会設立１００周年を迎えることから、１００周年記念準備委員会を発足した。
組織管理部
＜会員管理＞

① 卒業生総数は医学科１４、１４０名、看護学科１,１３４名、会員数は正会員７,４６３名、（医学科６,４０６名、看護学科１,０５７名）特別会員１６２名、準会員８４６名（令和５年４月１日現在）

＜組織管理＞

　顧問・役員・評議員数は、顧問９名、会長１名、副会長２名、理事１２名、監事２名、評議員５０名。
会員名簿の整備・発行

① 令和４年４月上旬に同窓会会員あて「会員情報確認書」を発送し、４月２１日を提出締切日とした。

② 前回の２０１９年版発刊から３年ぶりとなる、２０２２年版同窓会会員名簿を令和４年１１月に発刊した。
財務部

① 同窓会年会費の納入方法について
　従来の郵便局およびコンビニで振込する「払込取扱票」に加え、平成２９年度より新たに「銀行振込」で年会費を納入できるようにした。さらに会費納入率および会員の利便性を向上させることから令和３年７月よりクレジットカードによる支払いを可能にした。

② 東京慈恵会医科大学医学部新卒業生からの同窓会費１０年分の一括納入について
　平成３０年３月卒業生（医学部医学科・看護学科学生）から導入した、卒業時までに１０年分の同窓会費を一括納入いただく措置を令和５年３月卒業生にも同窓会入会説明会などを通じて、納入していただくよう促した。

③ ２０２２年度同窓会費の納入状況（会員別納入率）は以下の通り。
　(1)医学科７９.３％(2)特別会員８２.３％(3)準会員８５.１％(4)看護学科３７.６％

２．事業部門

広報部

① 毎月一回、慈大新聞を発行した。

② 「群星光芒・高木兼寛」は、日本医事新報社発行の週刊医事新報に掲載された歴史小説で、江戸中期から大正時代までの高木兼寛先生を含めた２４人の近代医人の活躍が描かれており、連載最終回に掲載された高木兼寛先生の短編を全２０話に分けて慈大新聞令和２年９月号より令和４年４月号まで掲載した。全２０話を出版元の日本医事新報社の承諾を得て単行本（非売品）にまとめ、慈大新聞令和５年１月号に同封して全同窓会員に配布した。また、この単行本につけたＱＲコードを読み取ると音声が聞け、さらに理解を深めていただくようにした。

③ 同窓会ホームページを毎月更新した。
同窓会の活動状況を次のとおり同窓会ホームページで閲覧することできる。(1)同窓会会則(2)事業計画(3)事業報告(4)毎月の同窓会理事会での討議内容(5)年間行事予定(6)同窓開業医マップ(7)慈大新聞のこれまでのものが電子版で閲覧。
振興資金部

① ２０２２年海外派遣助成：松藤千弥学長より推薦された海外派遣助成候補者３名に総額４０万円を助成した。

② 令和４年度度災害状況調査について
令４年３月１６日発災した震度６強の福島県沖地震で被災した３名に災害見舞金を支給した。

③ 令和４年３月新卒業生保護者への振興資金募金のお願いの通知を発送した。

④ 令和４年度慈恵祭のポスターを慈大新聞に封入し後援した。
学術・企画部

① 各支部への講師派遣と支部学術講演会の開催は例年３０回程度開催しているが、今年度は６支部がオンラインや会場参加、あるいはオンラインと会場参加の組み合わせで総会を開催した。

② 令和４年９月２２日に「第４２回慈恵医大夏季セミナー・東京慈恵会医科大学附属病院医療連携フォーラム」を新型コロナウイルス感染症対策に万全を期して、オンラインと会場参加を組み合わせたハイブリッド形式で開催した。

会長直属部門

女性医師対策委員会教員キャリア推進事業
（「大学の『教員キャリア支援室』との連携を図る事業」）

① 大学の「女性医師キャリア支援室」をサポートすることを主目的として立ち上げられた本部門であるが、現在は対象を広げ、大学の「教員キャリア推進室」と連携をはかり活動している。

② 広報活動として慈大新聞に「同窓会女性医師キャリア支援活動」を隔月で掲載を続け、現在は各講座・診療部における女性医師の在籍状況・勤務形態・キャリア支援の取り組みなどを順番にご寄稿頂いている。

③ 女性医師復職支援の相談窓口として、大学と併せて同窓会のメールアドレスを開設している。
慈恵医大同窓会コロナ基金
　新型コロナウイルス感染拡大に伴い、感染によって長期入院、院内感染や職場感染等で在宅待機や休診を余儀なくされた同窓会員がおられることから、支援するための「慈恵医大同窓会コロナ基金」を令和２年６月に設立した。慈恵医大同窓会コロナ基金は１５２件、総額５７６万円となった。
東京慈恵会医科大学同窓会歴史遺産保存事業
　平成２９年より開始した「東京慈恵医科大学同窓会歴史遺産保存事業」は、同窓会員より、古い資料の寄贈にご協力いただいている。
卒年幹事連絡会
　卒年幹事連絡会は新型コロナウイルス感染の影響を受け２年間開催を中止としていたが、令和５年２月１８日に西新橋校南講堂において、新型コロナウイルス感染対策に万全を期し対面にて開催した。